映画・テレビ

日本のいちばん長い日

7日(月)は、久しぶりの平日のお休み。我が家のパートナーが、映画に行こうと言うので行ってみた。ずいぶん前から「日本のいちばん長い日」を観たいと。

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東京にいる末娘も、パートナーの影響で既に観たという。

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流石に平日は空いていた。

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MOVIX仙台へ。予めネットで席を取っていた。便利な世の中である。

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スクリーンと同じ高さで、真ん中は、H7からH8。シルバーなので、。一人1100円。

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終戦間近の鈴木内閣の様子を描く。日本の苦悩を描いている。

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陸軍大臣を演じる役所広司の姿が印象に残る。

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男らしさ、日本人の良さを、役所は演じている。陸軍大臣として、若い軍人をどう生かし、どうおさめるかについても、見事な演技。

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昭和天皇を演じる本木雅弘は、天皇の苦悩を演じている。天皇が戦争を収める姿を演じている。当時、天皇の本意は・・・?と、歴史を学びたくなった。

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2000万人が特攻となれば勝てる、という考え方に恐ろしさを感じた。日本の思想というか、当時の考え方というか・・・・?

畑中が当時の軍人の考え方の一つを描いている。和平ではなく、本土決戦をしようとする姿勢。もしそうなっていたら、この日本はどうなっていたのか・・・?

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安保法案が議論されている今、国民も政治家も、この映画を観て、もう一度原点からこれからの日本について考えてみる価値がありそうだ。

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部下に自らの生き様を示すかのような、阿南陸相の姿は、当時の若い軍人にどのように映ったのだろうか?

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昭和天皇は、最終的には国民の繁栄を願っていたようだ・・・?軍人と皇室の関係は如何に・・・?

歴史を改めて学びたくなった。同時に、今こそ、この映画を多くの人が観て、自らの人生を、日本の未来を考えてみることは、とっても大事なような気がしてならない。

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「永遠の0」と「利休にたずねよ」

暮れ(28日)の仙台は、雪の朝に始まった。早朝は、雪が降り続いていたが、次第に止んでいった。

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柊ナンテンも雪に覆われている。黄色と赤と緑が入り交じって、葉が美しくなるときがある。
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我が家のデッキも雪景色。ツーバイフォー材を使って自作したデッキも20年以上の歳月が経つ。数年に一度、キシラデコールを塗ってメインテナンスをする。大震災にも耐えてくれた。後には、緩んだ部分を補修した。
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年末の掃除を終えて、夕食をとり、妻とムービックス仙台へ出掛けた。今夜は「利休にたずねよ」を観るために。
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原作を読んでいた。山本兼一著の原作は、細かな描写があり、そのときの情景が浮かんでくる。美を追究する利休の姿が映画でも描かれていた。

「私が額づくのは美しいものだけだ」という言葉が、この作品のキーワードか?映画では、秀吉と利休という人間の違いが、色濃く描かれていたような気がする。原作よりも、その部分が強いようだ。

利休のような、美しいものや正しいものを重んずる雰囲気が、今の社会ではもう少しあっていいのではないかと思うこの頃でもある。映画の中で描写されていた、利休の美は、自然の美しさを、真の美しさをとらえているように思えた。四季の変化や花鳥風月に目を奪われる最近、改めて、この日本の美しさを味わってみたいと強く思った。
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「利休にたずねよ」を観る二日ほど前に「永遠の0」も観た。
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宮部という主人公の過去を追って、二人の孫が調べていくことから、当時の様子が描かれていた。最後は、祖父のところに話がつながってくるストーリーにちょっと違和感を感じた。

いろいろな思いを持って特攻に行き、命を、家族を大切にしたいと思う心を表現できない苦しさがあったのだろうということを強く感じた映画だった。映画「風立ちぬ」も思い出した。

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少年H

妻と二人で映画を観に行った。少年Hだ。15年ぐらい前に原作を読んだ。

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前日に予め予約していたので、いい席が取れていた。入る前に飲み物を頼んだ。妻はビール、小生はコーヒー・・・?なんだこれは・・・?いつの間にか逆転していると・・・。まあいいか。(大人になったなと自らを褒める)

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水谷豊と伊藤蘭の夫婦役はなかなか絶妙で、家庭を感じさせるものだった。本当の夫婦だからだろうか。でもなんといっても、少年H、妹尾肇役が上手かった。拍手である。妹役もその時代を上手に演じていた。

映画「少年H」は第二次世界大戦を考えさせるものだ。少年Hが言うように、この戦争は一体何だったのか?と改めて考えさせられた。

映画「風立ちぬ」よりも、時代を考えさせられる、戦争を考えさせられる作品だった。

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出掛ける前の夕方、我が家の庭に出ると、アゲハチョウが飛んでいた。なんかものすごく久しぶりに見たような気がした。カメラがなかったのでiphoneで撮った。

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危害を加える人間ではないと思ったか、アゲハは小生に近づき、iphoneの近くまで飛んできた。安心できる環境にいるということは幸せなことなんだろうと思った。少年Hも寛大な父親と優しい母親のもとで、安心して暮らすことができたから、ある意味正論を言い続けながら、厳しい時代を生き続けることができたのだろう。

年代にもよるが、幼少から中学の頃までは、精神的な不安が無い状態で生活ができればいいのかなと思うことがある。そしてある程度、正しい考え方ができるようになったら、厳しい社会で生きて、たくましくい生きるようになることが理想かもしれないと思うこの頃である。

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風立ちぬ

昨夜、息子と妻に誘われ宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」を観た。これまでと違った作品だった。

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実在の人物を初めて扱った作品。その人物とは、戦闘機・ゼロ戦を設計した堀越二郎だ。

映画の中でも出てくるが二郎は「美しい飛行機をつくりたい」という思いを強く持っていた。科学や数学の世界では「美しさ」という言葉が時々使われる。「美しい定理」「美しい法則」など・・・。現象などが美しいとそこに真理があることが多い。

二郎が「美しい飛行機をつくりたい」という言葉には、科学のよさやおもしろさが含まれているような気がしてならない。

ところで、映画は観る私たちに何を伝えたいのか、明確なものが分からない。関東大震災から大戦までの日本の様子が何となく分かる。若い人には理解しがたい部分もあろう。自身は、蚊帳の中に床を敷いて休む場面、茅葺き屋根の家など懐かしい場面が数多くあった。

二郎と奈緒子の恋愛物語でもあり、堀辰雄の「風立ちぬ」と重なっているというが、原作のヒロインは奈緒子ではなく節子という名である。聞くところによると、堀辰雄の作品で「奈緒子」という名が出てくる作品があるという。

二郎の言葉に象徴されるように、美しい飛行機をつくりたいという思いを持ち続けながら男の人生を歩む姿が印象に残るだろう。映画では、二郎は淡々とした口調で、やや冷たさを感じた。

最後に「この国を滅ぼしてしまった。零戦は一機も戻ってこなかった」という言葉が強く心に残った。この映画は、自分の夢や希望、思いや願いを大切にしながら、その実現に向けて真剣に生きる姿の美しさを教えてくれているのかもしれない。現代に足りないもの、現代になくなったものかもしれない。

 映画館で観ることを勧める。

 余談になるが「風立ちぬ」で思い出したのは、松田聖子の歌である。

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数日前の土曜日にレコードの整理をしていたら、妹が買った松田聖子のLPがあった。ほこりにまみれていたが、中のレコードはカビ一つ無く健在だった。

プレーヤーに掛けてみると、音もよく、あっという間にアナログの世界に引き込まれた。映画「風立ちぬ」も、まさにアナログの世界のよさを実感させてくれる。

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映画「あなたへ」 高倉健の魅力

  妻を亡くした刑務官島村(高倉健)が、遺言どおり妻の故郷の海に散骨をするために、富山から長崎に向かうストーリー。途中、様々な人との出会いがある。出会った人それぞれに、悲哀があり、その悲哀に向き合いながら生きている姿が描かれている。

 

 島村は、妻と過ごした時間を振り返りながら、長崎に向かう。出会った人に「何とも言えない安心感」のようなものを与える。その安心感が、心を開かせる。

 

 映画を見て、人はそれぞれにいろいろな荷物を背負って生きていることを改めて感じた。その荷物は、人にはなかなか言えないものが多い。人間誰でも、人には言えないものをもっている。言えないものと戦いながら、時にはあきらめながら生きている。すべての人がそうやって生きているんだろうと思うこの頃である。

 

21世紀の今、日本社会で生きている多くの人は、想像以上のストレスを抱えながら、まわりの人との関係を築き上げるのに苦労している。こんな苦労を少しでも和らげるのは、心置きなく話せる人の存在なのかもしれない。

 

 

 

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どう生きるかを改めて考えさせられる「沈まぬ太陽」

 山崎豊子原作の映画「沈まぬ太陽」を観た。ずいぶん前に原作を夜を徹して読んだ記憶がある。そのときの感動は今でも忘れない。映画は原作を読んでいないと分かりづらい部分もあった。しかし、渡辺謙と三浦友和、そして石坂浩二がいい味を出していた

 改めて、「仕事を通してどう生きるか」ということを考えさせられた。山崎豊子の作品は、なにか時代を越えて訴えるものがある。「不毛地帯」「二つの祖国」「大地の子」「白い巨塔」。そして、「沈まぬ太陽」。

 最近、「作家の使命私の戦後」を読んだ。山崎豊子の作品に対する強い意志や取材に対するこだわりなどが読み取ることができる。執筆の秘話が記されている。

 誠意をもって地道に生きたいものだ。

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