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薪ストーブ

幼い頃から火を見て育った。朝、目が覚めると「パチパチ」と薪の弾ける音が聞こえてくる。竈に大きな鍋をかけて、薪でお湯を沸かす音である。弾ける音とともに、ご飯が炊けて,沸騰する音も聞こえる。

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年末になると庭から、やっぱり薪の弾ける音が聞こえる。臼と杵で餅をつくために、餅米を薪でふかしている。ふけた餅米の臭いがしてくる。

田畑に行くと、秋の夕日に染まりながら、稲藁や籾殻をもやす父の姿がある。朝から晩まで,身近に火があった。火の暖かさを感じながらも,火の恐さも知っていた。記憶は定かではないが、幼い頃に近所の家が火事になった。原因を聞くと、いつも遊んでいる年上の友人が「火遊び」をしたからだという。友人は、それ以降、変なあだ名がついた。でも、みんな一緒に遊んだ。

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土手や原っぱで遊びほうけて、夕方帰宅すると、母が大きな竈で煮炊きしている。冷たくなった手を火にかざす。煮上がった小豆や炊けたご飯をほおばる。旨い。腹がへっているから,更に旨い。おやつは、味噌を付けたおにぎりが多かった。これを火に焙ると、旨さが増す。

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こんな幼少時代を持つ小生にとって、「パチパチ」と薪が弾ける音がほしかった。新築して8年ほど経った96年に、薪ストーブを入れた。入れるために増築した。設計は全て.山形の「ぜいたくや」さんのTさんにお願いした。設計に基づいて、大工さんに増築してもらった。真夏にストーブを入れた。半袖短パンでストーブに火を入れてみた。その時の時間を今でも忘れない。

あれから18年、ノルウェーのヨツール製の薪ストーブ「パイス8」は、小生にエネルギーを与えてくれる。薪は、「ぜいたくや」さんを通して、山形から運んでくれる。県北の栗駒木材から取り寄せたこともあった。

メインテナンスは、煙突の掃除、ストーブのドア回りのパッキンの交換など、さほど手はかからない。妻も子供たちも、薪ストーブを満喫している。子供たちが小さい頃は,みんなストーブの回りに集まった。ストーブ談義である。2年前に亡くなった柴犬もストーブの近くにいた。妻と一緒に横になっていた。

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休日は、薪割りをする。適度な太さにしないと、ストーブに入れる時に苦労する。いつぞやは、大きな薪を入れすぎて、煙突から火が出たことがあったが大事にいたらなかった。煙突は二十煙突で、ストーブよりも価格が高いことがある。よくできている。煙道火災が起こらないようになっている。煙道火災を防ぐためには、煙突掃除が欠かせない。

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赤くなった炎をみながら、ワインを飲む。ストーブの中に、サツマイモを入れて焼き芋を作る。リンゴの芯をくりぬき、蜂蜜を入れて焼きリンゴを作る。ストーブの上に,ル・クレーゼの鍋を置いて、ポトフやシチューなどを作る。大震災の時には、薪ストーブが役立った。

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薪割りやメインテナンスなどをしっかりやろうとする人には、薪ストーブは優しく応えてくれる。自然を,薪ストーブを恋人の如く愛する人には、自然が,薪ストーブが真心を持って返してくれるような気がしてならない。薪割り、着火などを丁寧にしないときには、薪ストーブは応えてはくれないようだ。不思議だ。

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薪ストーブは、家の中の空気も綺麗にしてくれる。ストーブで焼き肉をしたり、サンマを焼いたりしても、煙と臭いを外に出してくれる。

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