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風立ちぬ

昨夜、息子と妻に誘われ宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」を観た。これまでと違った作品だった。

Kazetatinus
実在の人物を初めて扱った作品。その人物とは、戦闘機・ゼロ戦を設計した堀越二郎だ。

映画の中でも出てくるが二郎は「美しい飛行機をつくりたい」という思いを強く持っていた。科学や数学の世界では「美しさ」という言葉が時々使われる。「美しい定理」「美しい法則」など・・・。現象などが美しいとそこに真理があることが多い。

二郎が「美しい飛行機をつくりたい」という言葉には、科学のよさやおもしろさが含まれているような気がしてならない。

ところで、映画は観る私たちに何を伝えたいのか、明確なものが分からない。関東大震災から大戦までの日本の様子が何となく分かる。若い人には理解しがたい部分もあろう。自身は、蚊帳の中に床を敷いて休む場面、茅葺き屋根の家など懐かしい場面が数多くあった。

二郎と奈緒子の恋愛物語でもあり、堀辰雄の「風立ちぬ」と重なっているというが、原作のヒロインは奈緒子ではなく節子という名である。聞くところによると、堀辰雄の作品で「奈緒子」という名が出てくる作品があるという。

二郎の言葉に象徴されるように、美しい飛行機をつくりたいという思いを持ち続けながら男の人生を歩む姿が印象に残るだろう。映画では、二郎は淡々とした口調で、やや冷たさを感じた。

最後に「この国を滅ぼしてしまった。零戦は一機も戻ってこなかった」という言葉が強く心に残った。この映画は、自分の夢や希望、思いや願いを大切にしながら、その実現に向けて真剣に生きる姿の美しさを教えてくれているのかもしれない。現代に足りないもの、現代になくなったものかもしれない。

 映画館で観ることを勧める。

 余談になるが「風立ちぬ」で思い出したのは、松田聖子の歌である。

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数日前の土曜日にレコードの整理をしていたら、妹が買った松田聖子のLPがあった。ほこりにまみれていたが、中のレコードはカビ一つ無く健在だった。

プレーヤーに掛けてみると、音もよく、あっという間にアナログの世界に引き込まれた。映画「風立ちぬ」も、まさにアナログの世界のよさを実感させてくれる。

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コメント

私も昨日,映画を観ました。
私が観たのは「終戦のエンペラー」です。
今まで注目されなかった実在の人物に焦点が当てられていました。
「風立ちぬ」は私も観に行きたいと思っています。

バイクも昨日戻ってきました(^^)

投稿: tonky | 2013年8月13日 (火) 19時56分

終戦のエンペラーですか。観たいですね。
バイクが戻ってきましたか。今度また一緒に走りましょう。

投稿: binken | 2013年8月13日 (火) 22時22分

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